誰でも分かるNFT Twitterのツイートが3億円で落札
「NFT」という言葉最近よく耳にするようになった方もいるのではないでしょうか?
2021年の今、「NFT」によってとてつもなく大きなインターネット革命が起きています。
NFTとは?
NFTは2017年に誕生していて、「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略です。
「非代替性=変えの効かないもの(唯一無二)」「トークン=もの」と思ってください。
簡単に言えば、NFTとは「唯一無二のもの」です。
現物のないデジタル資産(NFTアート)
まずはこちらの作品をご覧下さい。
米国時間2021年3月11日、250年以上の歴史を誇るオークションハウスChristie’s(クリスティーズ)のオークションでNFTアート(現物にないデジタルの画像)が6900万ドル(約75億円)で落札されました。
「Everydays – The First 5000 Days(毎日 − 最初の5000日)」と題されたこの作品は、ネット上ではBeeple(ビープル)として知られる比較的無名のアーティストMike Winkelmann(マイク・ウィンケルマン)氏が数年間かけて毎日描いたスケッチを集めたものです。
このNFTアートは実際の現物があるわけではありません。インターネット上にある現物のないデジタルアートになります。
私がこの画像を貼ったように画像はネット上にたくさん落ちていますので、簡単に誰もが引用することはできます。
ですが、NFTによって、そのデータ自体は今までと同じように簡単にコピーできてしまうものの「オリジナルはあくまでこの作品ですよ」が証明できるようになったのです。
無限にコピーできるただのデータではなく現物のように「有限のデータ」となるのです。
今までは「コピー禁止」して著作権を守ることが基本でしたが、NFTが生まれたことで作品の「希少性」に価値を見出せる新たなデジタルコンテンツの価値が誕生したというわけなのです。
NFTのことをもっと知りたいという方にオススメの本
希少性をどうやって保っているの?(ブロックチェーン技術)
NFTはその希少性をどうやって保っているのか、それが、ブロックチェーン技術です。
NFTとはブロックチェーン技術を使って希少性を保っているデジタル作品です。
ブロックチェーンとは「非中央集権的システム」です。
簡単に言えば、参加者同士で監視しあっているようなシステムです。
誰がどのデータを誰に送ったのかを把握して証明するのは参加者、つまり僕たちです。
ブロックチェーンは、監視しあっている状態なので嘘がつけませんし、たとえサービス提供者であっても記録されたデータの改ざんや消去はできないし、参加者が自身の取引履歴を消すこともできません。
誰にいついくらでデータを送ったのかまで全ての情報を誰でも見ることができます。
これがブロックチェーン最大の特徴です。
このシステムがあることでデータの一つ一つにIDをつけて管理することができ、コピーできるデータにも希少性を保ち、資産的な価値も生み出すことができるのです。
例えば、絵画のような現実に存在する作品であれば、作者はその作品を販売した時点で収益を得る機会は終わりですが、NFT作品がは売買されるたびに価値が上がっても作者は手数料を受け取ることができます。
そして誰でも自由にNFT作品を出品取引できるというのも大きな特徴です。
NFTで売れたもの
NFT作品はオンラインで売買することができ、NFTマーケットプレイスに登録すれば誰でも気軽に売買に参加できるようになりました。
主なマーケットプレイス
ただし取引にはイーサリアムなどの仮想通貨(暗号資産)が使われるため、仮想通貨が購入できる取引所で口座を保有しておく必要があります。
それではNFT作品で売れたものをピックアップしてご紹介いたします。
Twitter創業者のツイート
2021年3月、Twitter創業者のジャック・ドーシー氏がTwitter史上初めてのツイートをNFT作品としてオークションに出品します。
この作品は約290万ドル(約3億1500万円)で落札されました。
クリスティアーノ・ロナウドのカード
ファンタジーフットボールゲームである「Sorare(ソラーレ)」。
Sorareでは、現実世界で活躍するサッカー選手のカードを用いて楽しみながらお金を増やすこともできるゲームとなっております。
2021年3月14日、ポルトガルのサッカーのスーパースター、クリスティアー・ノロナウド選手のNFTカードが、289,920ドル(約3,166万円)で販売され、これまでのSorareカード最高売り上げを記録しました。
これまでに販売された最高価格のNFTカードは、NBAのレジェンドであるレブロン・ジェームズ選手のカードで、208,000ドル(約2,271万円)で販売されていました。
日本の8歳の少年のデジタルアート
タブレット端末で描かれた、「クモ」をモチーフとしたデジタルアート作品が約140万円で落札されました。
その作者はNFTアーティスト「Zombie Zoo Keeper」でわずか8歳の男の子である。
世界的に有名なDJによる作品の購入がきっかけで高値で取引されようになりました。
ほかにも「ヒョウ」や「ゾウ」といった作品も制作していて、80万円相当や160万円相当で取引されているそうです。
2021年9月時点でNFTの市場規模は約141億ドル日本円にして1兆5000億円以上として試算されています。
NFT市場はまだまだ伸びると言われています。
あなたもNFTアーティストとして、作品を作って販売してみてわww
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